江戸川区小岩を中心に、地元密着型の家づくりをしている田中工務店。
どうしても敷地の制限や家が過密した環境下での家づくりが多くなりますが、できるだけ自然の恵みを生かしていきたいと“OMソーラー”をとりいれ、3階建ての住宅には大断面集成材の金物工法を積極的に導入したり、OMの工務店数社と共同で“東京町屋”という設計の工夫を凝らした家づくりを推進するなど、“ 東京という地元”にあった住まいの提供がうまい!気になる工務店です。
その理由を探りたいと、田中健司社長に会いに小岩の本社を訪問しました。
施工例・内観
モダンな木造住宅を提供している印象の田中工務店ですが、創立者は木場の水沢工務店で大工をしていた社長の祖父、3代目の現社長まで50年以上も地元密着の工務店として住宅をつくり続けてきました。
当時の著名人の家や高級住宅も手がけてきた祖父のつくった家を見ながら成長した田中社長、祖父から受け継いだ“モダンな良い家”の条件を自然に体で覚えてきたのですね。
そんな田中社長が現在快適な住まいの提供者として目指しているのは、 “構造” “断熱” “空気” “耐久性”が明確な、“家のスペックがきちんと表示できる住まいづくり”素敵なデザインの家であることはもちろん、家の性能がどうであるか説明できることを大切にしています。
“狭小とか変形敷地ながら安心で快適な住宅の提案だったら日本一!
と思っています”と心強いお言葉です。
施工例・中庭
そんな家づくりの実践の現場を見せていただくため、まず案内されたのは3階のサンプル展示室。
自然素材の壁材や床材、構造材、断熱材、木製サッシュのサンプルなど、田中工務店の家づくりの基本となる材料がひとつひとつ実感できます。
セルロースファイバーで囲われたボックスがあって、そこに防犯ブザーを入れて鳴らすと、びっくり!驚くほど音がとても小さく聞こえるのです。
ということで、セルロースファイバー断熱の家が防音にも効果が大きいことを実体験!
見学の最後に案内されたのは、本社社屋と並ぶ大工さんの大きな作業場でした。
いろいろな目的に使用される多種多様な木材が整然と並んだ中で、大工さんが黙々と引き出しを製作中でした。
熟練の大工さんだからこそ適材適所の木材を選択加工し、かなり精度の高い家具まで製作できるそうです。
工務店風景
先々代から受け継がれた家づくりの根幹部分となる職人の技を大切にしつつ、新しい時代にあった提案力やデザイン力で新たな技術力で形にしていく、田中工務店の実力を知る会社訪問となりました。
(家づくりコーディネーター 河澄 眞紀)