「注文住宅を建てるなら、防犯カメラって付けた方がいいのかな…?」 最近こうした声が増えています。
空き巣・不審者対策はもちろんのこと、置き配トラブルや近隣トラブル、さらには子どもの見守りまで——。 防犯カメラは“防犯”にとどまらず、「暮らしの安心」を支える設備として注目されているのです。
でも実際には、
- どこに設置すれば効果的?
- おすすめのカメラは?
- 配線や費用ってどれくらい?
- ご近所とのトラブルは大丈夫?
…と、わからないことも多いですよね。
そこでこの記事では、注文住宅での防犯カメラ設置について、 おすすめの設置場所・目的別カメラ選び・費用・トラブル防止法などを、わかりやすく解説していきます。
実際の体験談も交えて、設置後に「やってよかった!」と思えるようなヒントをお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
注文住宅に防犯カメラは必要?設置する理由とメリット
注文住宅に防犯カメラを設置する理由と、得られるメリットについて解説します。
- ①空き巣・侵入対策として有効
- ②子ども・ペットの見守りにも活躍
- ③近隣トラブル・証拠保存にも便利
- ④防犯意識の高さが“見える化”される
それでは、ひとつずつ見ていきましょう!
①空き巣・侵入対策として有効
防犯カメラの最大の目的は、外部からの不審者の侵入を防ぐことです。特に注文住宅では、高価な設備や外構が狙われることが多く、防犯対策が欠かせません。
警察庁のデータによると、一戸建て住宅の侵入窃盗の発生件数は年々減少傾向にあるとはいえ、防犯意識の高い家庭ほど被害率が低いという傾向があります。つまり、防犯対策をしていること自体が犯罪の抑止力になるのです。
実際、住宅街で防犯カメラが目に入る場所にあると、「この家は防犯意識が高い」と思わせることができ、空き巣犯のターゲットから外れる可能性が高まります。
特に、死角になりやすい勝手口や裏口、ガレージなどにカメラを設置することで、目が届かない場所もしっかりと監視できるのがメリットです。
結果として、防犯カメラは「見られている」という心理的プレッシャーを与える役割も果たすのです。
筆者コメント:やっぱり「見られている感」があるだけで犯罪ってグッと減るんですよね。住宅密集地でも有効です!
②子ども・ペットの見守りにも活躍
防犯カメラは、実は“見守りカメラ”としての役割も果たします。特に共働き世帯や、小さな子ども・ペットを飼っている家庭では、防犯+見守りのハイブリッド用途が非常に人気です。
最近のカメラは、外出先からスマホで映像を確認できるクラウド連動型が主流となっており、子どもの帰宅確認やペットの様子チェックに便利です。
また、双方向通話機能が付いたカメラもあり、家の中にいる子どもに声をかけたり、ペットに話しかけることもできます。
防犯だけでなく、家族のつながりを保つ“安心ツール”としても、防犯カメラは活躍しています。
筆者コメント:防犯目的だったのに、いつのまにか「見守りカメラ」として毎日使ってるって声、めちゃ多いです!
③近隣トラブル・証拠保存にも便利
住宅地では、ゴミ出しマナーや駐車場問題、ペットの糞尿トラブルなど、思わぬ近隣トラブルが発生することがあります。こうしたときに、防犯カメラの録画映像が証拠として使えるのです。
例えば、「勝手に敷地内に侵入された」「車に傷をつけられた」など、トラブルの証拠がないと泣き寝入りになりがちですが、映像があれば話は別です。
実際に、映像を警察や自治体に提出したことで問題がスムーズに解決したという事例も増えています。
また、トラブルが起きたあとに「防犯カメラを設置しておけばよかった…」と後悔する声も多いので、早めの導入がオススメです。
筆者コメント:意外と多いんですよ、近所トラブル…。証拠があると冷静に対処できるので本当に助かります。
④防犯意識の高さが“見える化”される
防犯カメラがあるだけで、「この家は防犯意識が高いな」という印象を周囲に与えることができます。
これは、犯罪の抑止だけでなく、地域全体への安心感にもつながります。例えば、新興住宅地で一軒でも防犯カメラがあれば、他の住民も影響を受けて設置することがあり、地域全体の防犯意識が高まります。
また、防犯ステッカーやカメラ本体が外から見える位置にあることで、抑止力はさらに高まります。
「見せる防犯」も立派な戦略なのです。
筆者コメント:ウチの近所でも、誰かが付け始めたら一気に普及したんですよね。安心感って伝染します!
防犯カメラの設置場所はどこ?おすすめの配置例7選
防犯カメラの設置場所と、おすすめの配置例を7つ紹介します。
- ①玄関まわり(インターホン上・ポーチ天井)
- ②勝手口・裏口
- ③駐車場・カーポート
- ④2階バルコニーや階段
- ⑤フェンス沿い・外周部分
- ⑥ゴミ置き場・共有部分
- ⑦室内(リビング・ベビールーム)
それぞれの場所について、効果的な理由と注意点を解説していきます。
①玄関まわり(インターホン上・ポーチ天井)
玄関は最も人が出入りする場所であり、空き巣や不審者がまずチェックするポイントです。
ポーチの天井や玄関ライトの上などに設置することで、インターホンや宅配の対応シーンを記録できます。最近では“置き配”トラブル対策としても、設置が推奨されています。
また、センサーライト付きカメラを設置すれば、夜間の視認性もUPし、防犯効果がさらに高まります。
ただし、真下からの角度になると顔が写らないケースもあるため、斜めから捉えられる位置に設置するのがポイントです。
筆者コメント:ウチも玄関に付けてますが、訪問販売とか宅配の対応も録画されてて、あとから確認できて便利なんです!
②勝手口・裏口
空き巣の侵入経路として最も多いのが、「人目につきにくい裏口」や「勝手口」です。
ここは住人も油断しがちで、防犯対策がされていない家庭が多いため、逆に狙われやすい場所でもあります。
勝手口にカメラを設置する場合は、光が届かないことが多いため、赤外線対応や夜間撮影可能なモデルが最適です。
また、裏口に通じる外構スペースにもカメラを設置しておくと、侵入の兆候も把握できます。
筆者コメント:盲点になりやすいけど、実はココが一番重要だったりしますよね。裏から入られたらアウトですから…!
③駐車場・カーポート
車上荒らしや車へのいたずらを防ぐためにも、駐車スペースの監視は効果的です。
カーポートの柱や外壁にカメラを設置し、ナンバープレートや人物が映るよう角度を調整しましょう。
また、車通りの多い道路に面している家では、車両トラブルや事故の証拠映像としても活用できます。
録画映像があれば、万が一の時の保険対応や警察への提出資料にもなります。
筆者コメント:私の知人は、駐車場にいたずらされたときに録画データが役に立ったと言ってました!「証拠」は本当に強いです!
④2階バルコニーや階段
2階からの侵入も、意外と見落とされがちです。特に足場になるエアコン室外機や雨どいがあると、侵入経路になり得ます。
ベランダ・バルコニーの侵入口には、広角カメラや動体検知付きカメラを設置することで、目が届かない場所もカバーできます。
また、2階の階段上に設置すれば、屋内の動きも同時に監視できるので、空き巣だけでなく家族の安全確認にも役立ちます。
筆者コメント:えっ、2階からも入られるの?と思いがちだけど、室外機って本当に“足場”にされちゃうんですよね…怖い!
⑤フェンス沿い・外周部分
家の敷地の周囲、つまり“境界”部分にもカメラを設置することで、外からの接近を早期に察知できます。
特に裏道や植え込みのあるエリアなど、見通しが悪くなりがちな場所に向けて設置すると効果的です。
ただし、近隣住民の敷地や公道を過度に撮影してしまうと、プライバシー問題に発展するリスクがあるので、撮影範囲には注意が必要です。
筆者コメント:フェンスの外側に向けて置くだけで、警戒感を出せるんですよ。あえて“見せる防犯”が効きます!
⑥ゴミ置き場・共有部分
戸建て住宅でも、近隣とゴミ置き場を共有する場合には、マナー違反や不法投棄の被害が起きることがあります。
このような場所にカメラを設置することで、トラブルの抑止や証拠の確保につながります。
特に地域の自治会から設置を求められるケースも増えており、防犯目的だけでなく、ルール順守の観点からも有効です。
筆者コメント:ゴミ問題は本当に揉めやすい…。カメラがあるとそれだけで抑止力になるんですよね。
⑦室内(リビング・ベビールーム)
防犯カメラは屋外だけでなく、屋内にも設置することで「内側からの安全確認」も可能になります。
特に留守番中の子どもや、就寝中の赤ちゃんの様子を確認できるカメラは人気です。温度センサーや音声検知機能付きのスマートカメラも登場しており、見守りツールとしても活用されています。
また、家政婦さんや訪問サービスを利用している家庭では、トラブル回避や確認の意味でも役立ちます。
筆者コメント:赤ちゃんの寝てる姿をスマホで見られるだけで、親の安心度が全然違いますよ~!
注文住宅におすすめの防犯カメラ7選【目的別で紹介】
注文住宅におすすめの防犯カメラを、目的別に7タイプご紹介します。
- ①屋外用で夜間に強い赤外線カメラ
- ②スマホ連動型のWi-Fiカメラ
- ③録画型とクラウド型の比較
- ④目立たないデザインの小型カメラ
- ⑤防水・防塵など耐久性が高いタイプ
- ⑥DIYで簡単に設置できるタイプ
- ⑦ペット・子供の見守り用カメラ
設置環境や用途に合わせて、最適な1台を選ぶことが重要です。
①屋外用で夜間に強い赤外線カメラ
夜間の撮影性能は、防犯対策において非常に重要です。特に侵入被害の多くは暗くなった時間帯に発生するため、赤外線暗視機能を搭載したカメラは必須といえます。
赤外線カメラは、真っ暗な環境でも人影をしっかりと捉えることができるため、勝手口や裏口などの死角に設置すると効果的です。
おすすめは「Panasonic 屋外対応防犯カメラ KX-HJC200K」や、「Arlo Pro 5S」など。人感センサーと赤外線LEDを組み合わせた高機能モデルが増えています。
筆者コメント:夜の撮影が弱いカメラだと、いざという時に顔が映らないんですよ…。赤外線モデル、めちゃ大事です!
②スマホ連動型のWi-Fiカメラ
Wi-Fi接続でスマホアプリから映像を確認できるタイプは、外出先からの見守りにも便利です。
特に共働きの家庭では、子どもの帰宅確認や留守中の状況把握など、日常的な安心感を得られます。
人気なのは「TP-Link Tapo C320WS」や「Eufy Security SoloCam S220」など。リアルタイム通知機能や双方向通話があるモデルなら、訪問者対応も可能です。
筆者コメント:通知が来たとき、スマホですぐに映像を見られるって、想像以上に安心感がありますよ~!
③録画型とクラウド型の比較
防犯カメラの録画方式には、SDカードやHDDを使用する「録画型」と、クラウド上にデータを保存する「クラウド型」の2種類があります。
| タイプ | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 録画型 | ネット接続がなくても使える/録画容量の管理がしやすい | SDカード破損リスク/遠隔アクセスには制限あり |
| クラウド型 | スマホでいつでも確認可能/データ消失リスクが少ない | 月額料金がかかる場合あり/ネット環境に依存 |
筆者コメント:個人的には、トラブル対応も考えてクラウド+SDのハイブリッド型が一番安心ですね!
④目立たないデザインの小型カメラ
「防犯カメラを設置したいけど、外観はスッキリ保ちたい…」そんな人におすすめなのが、小型・目立たないデザインのカメラです。
外観重視の注文住宅では、カメラの存在感がインテリアや外構デザインを損なうことを嫌うケースもあります。
おすすめは「ATOM Cam 2」や「Ring Indoor Cam」など。コンパクトながら高画質で、設置場所を選びません。
筆者コメント:ウチの妻も“目立たないやつがいい!”って言ってたので、デザイン選びは意外と重要ポイントです(笑)
⑤防水・防塵など耐久性が高いタイプ
屋外設置では、雨やホコリ、日光などの影響を考慮する必要があります。特に日本の気候は四季があり、カメラにとっては過酷です。
耐久性が高いカメラには、「IP65以上の防塵・防水性能」が求められます。
「Blink Outdoor」や「Anker EufyCam 2C」などは、IP65以上+長時間稼働バッテリーを備えた人気モデルです。
筆者コメント:せっかく買ったのに、雨ざらしで壊れた…って人、けっこういます!耐久性は超大事ですよ!
⑥DIYで簡単に設置できるタイプ
注文住宅の工事が終わった後でも、防犯カメラは後付けできます。特にDIYに対応したモデルなら、自分で設置も可能です。
工具不要のマグネット式や、ネジ一本で設置できるカメラなどが人気で、初期コストも抑えられます。
代表的なのは「Panasonic KX-HJC200K」や「SwitchBot 屋外カメラ」。工事不要で、スマホ設定だけですぐ使えるのが魅力です。
筆者コメント:配線工事しなくても十分使えるカメラ、ほんと増えましたね!DIY派にはありがたいです!
⑦ペット・子供の見守り用カメラ
防犯カメラは、もはや“家族の見守りカメラ”としての役割も担っています。室内用の360度カメラや、スマートスピーカーと連携できるモデルは非常に便利です。
「TP-Link Tapo C200」や「Eufy Indoor Cam 2K」などは、ペットの行動や子どもの様子を自動で追尾する機能もあり、家族の安心を支えます。
特に双方向会話ができるモデルなら、「帰宅した子どもに声かけ」「ペットへの呼びかけ」もでき、日常的な安心感につながります。
筆者コメント:家の中の安心感がグッと増すので、室内カメラは育児中の家庭にめちゃくちゃおすすめです!
防犯カメラ設置で失敗しないための5つのポイント
防犯カメラの設置で失敗しないために、知っておくべき5つの重要ポイントを解説します。
- ①電源・配線の確認を事前にする
- ②Wi-Fiの届く範囲を把握する
- ③視界に障害物がないかチェックする
- ④プライバシーの配慮を忘れない
- ⑤録画の保存方法と期間を決めておく
この章では、ありがちな設置の失敗例と、それを防ぐための対策を詳しく紹介していきます。
①電源・配線の確認を事前にする
防犯カメラの設置で一番多いトラブルが、「設置したい場所に電源がない」という問題です。
屋外用カメラの多くは電源を必要とするため、あらかじめ屋外コンセントの位置を確認しておくことが大切です。
また、屋内から電源を引く場合、壁に穴をあける工事が必要になる可能性もあるため、設計段階で配線経路を計画するのがベストです。
充電式やソーラーパネル対応モデルもありますが、定期的なメンテナンスが必要になることも忘れないようにしましょう。
筆者コメント:防犯カメラ買ってから「コンセントがない!」って気づく方、けっこう多いんです…。設計時にぜひ考えておきましょう!
②Wi-Fiの届く範囲を把握する
最近の防犯カメラの多くはWi-Fi対応ですが、設置場所によっては電波が弱く、映像が途切れることもあります。
特に屋外に設置する場合は、ルーターからの距離や壁の材質などによって、通信品質が大きく変わるので注意が必要です。
中継器(Wi-Fiエクステンダー)を使って電波を強化する、またはメッシュWi-Fiを導入することで、安定した通信環境を確保できます。
設置前にスマホで通信状況をチェックしておくと、トラブルの予防になります。
筆者コメント:Wi-Fiって家の外に意外と届かないんですよね…。玄関の先でも意外と電波が切れるので、確認は必須です!
③視界に障害物がないかチェックする
防犯カメラは「見たい場所をしっかり映す」ことが何より大事です。
ところが、設置してみたら「庇(ひさし)が映り込んで視界が遮られる」「逆光で映像が白飛びする」「照明と干渉して夜間が見えづらい」といった問題が起きがちです。
こうした失敗を防ぐためには、事前にスマホなどで「設置予定位置からの視野」を確認しておくのがおすすめです。
また、夜間の状況や、雨の日の視認性もシミュレーションしておくと安心です。
筆者コメント:カメラの向き、ほんとに大事です!見えてるつもりでも、「写ってない」ことってあるんですよね…。
④プライバシーの配慮を忘れない
防犯カメラの映像に、隣家や道路など“他人の敷地”が映り込んでしまうと、思わぬトラブルを招くことがあります。
個人情報保護の観点からも、カメラの設置方向やズーム設定には細心の注意が必要です。
一部の自治体では「道路や隣家を映さないこと」という設置ガイドラインを設けているところもあります。
必要であれば、撮影範囲にマスキング(モザイク)処理ができるカメラを選ぶと安心です。また、「録画中」などのステッカーを貼るのも、トラブル予防に効果的です。
筆者コメント:見られる側の気持ちも考えて設置するのが大切ですね!配慮していることを示すだけで、印象がぜんぜん違います。
⑤録画の保存方法と期間を決めておく
防犯カメラは録画して初めて意味がありますが、「保存期間が短すぎて必要なときに消えてた…」というケースも意外と多いです。
録画方法には、SDカード・HDD・クラウドなどがありますが、それぞれ保存期間や管理方法が異なります。
録画容量や保存日数を把握し、自分の生活スタイルに合った方法を選びましょう。
おすすめは、「常時録画+モーション検知で上書き保存」の機能を持つカメラ。必要な映像だけを残す設定もできるので、容量節約にもなります。
筆者コメント:いざ映像が必要になった時に「もう消えてた…」ってのは本当に悔しいです!設定は慎重にしておきましょう!
設置はDIY?業者?費用相場と施工パターンの比較
防犯カメラの設置方法には「DIY」「工務店」「専門業者」の3つの選択肢があります。それぞれの費用と特徴を比較していきます。
- ①自分で設置する場合の費用と必要な道具
- ②工務店に頼む場合の相場と注意点
- ③防犯カメラ専門業者に依頼する場合の費用とメリット
- ④配線・工事の有無で選び方が変わる
- ⑤費用比較の一覧表
「結局どこに頼めばいいの?」という疑問に、明確に答えられる内容になっています。
①自分で設置する場合の費用と必要な道具
DIYでの防犯カメラ設置は、費用を抑えたい方に人気です。
最近のWi-Fi対応カメラは、配線不要で電源もUSBやバッテリー式など手軽なタイプが増えています。壁に穴を開けなくても取り付けられるマグネット式もあり、設置がカンタンです。
必要な道具は、ドライバー、脚立、電源タップ程度。DIYに自信がある方なら1〜2時間で完了するケースもあります。
ただし、設置場所によっては脚立でも届かないことや、Wi-Fiが届かず苦労する場合も。慎重に設置場所を検討しましょう。
筆者コメント:初期費用を抑えたい人にはDIYはアリ!でも高所作業が怖い人は無理せず業者が◎です!
②工務店に頼む場合の相場と注意点
注文住宅の施工中なら、ハウスメーカーや工務店に相談しておくのが一番スムーズです。
外壁に穴を開ける必要がある配線タイプのカメラや、屋外コンセントの増設も、家づくりの流れで対応してもらえます。
費用相場としては、配線・機器設置込みで1台あたり2〜5万円前後(機器代別)ですが、住宅工事の中に組み込むことで割安になることもあります。
注意点は、「対応できる機種が限られる」ことや、「アフターサポートが弱い」場合があること。契約前に確認しましょう。
筆者コメント:新築中の人は絶対に“建築段階で相談すべき”です!あとからやると費用も手間も倍以上に…。
③防犯カメラ専門業者に依頼する場合の費用とメリット
専門業者に依頼すれば、機種選定から設置工事、Wi-Fi設定、録画設定まで一括で対応してくれます。
相場は、1台あたり設置工事込みで3〜7万円程度(カメラのグレードにより上下)ですが、高所作業や配線が必要な場所にも確実に対応してくれる点が強みです。
また、「映らない」「録画されてない」といったトラブルにも、サポートがあるので安心です。
さらに法人向けのような高機能モデルも取り扱っているため、性能重視の人には特におすすめです。
筆者コメント:お金はかかるけど、やっぱプロは安心感が違います。“ちゃんと映る安心”を買うと思えばアリですね!
④配線・工事の有無で選び方が変わる
カメラの設置方法を選ぶ上で最も重要なのが、「配線が必要かどうか」です。
屋内配線が不要なWi-Fi式や電池式であればDIYでも対応可能ですが、屋外で目立たない配線が必要な場合は、やはりプロの力が必要になります。
また、夜間の明るさ確保や、電源増設の有無など、工事内容が複雑になるほどDIYの難易度も上がります。
カメラ選びの段階で「自分でできそうか?」「工事が必要か?」を判断材料にしましょう。
筆者コメント:配線がいらないモデルを選ぶだけで、設置ハードルがグッと下がりますよ!
⑤費用比較の一覧表
以下に、代表的な施工パターン別の費用とメリット・デメリットをまとめました。
| 設置方法 | 費用の目安(1台) | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| DIY | 5,000〜20,000円(本体代) | 初期費用が安い/自由に設置できる | 自己責任/高所作業が危険 |
| 工務店 | 20,000〜50,000円(設置費) | 住宅工事と一括対応/外観に馴染む | 対応機種に制限/サポートに差がある |
| 専門業者 | 30,000〜70,000円(設置+設定込) | 設置ミスなし/サポート充実 | 費用が高め/日程調整が必要 |
筆者コメント:自分の予算とスキル、家族の安心感を考えて、最適なパターンを選びましょう!
防犯カメラを設置する際の法律とトラブル対策
防犯カメラは安心のための設備ですが、設置方法や撮影範囲を間違えると、法律違反や近隣トラブルにつながる可能性があります。
- ①録画・音声・プライバシーの法律上の注意点
- ②「映してはいけない場所」とは?
- ③近隣住民とのトラブル事例と対応策
- ④トラブル回避のための張り紙・告知方法
この章では、安心して設置・運用するためのルールやマナーを分かりやすくご紹介します。
①録画・音声・プライバシーの法律上の注意点
防犯カメラの設置・運用に関しては、明確な専用法律は存在しませんが、以下の法律に触れる可能性があります:
- 個人情報保護法
- プライバシー権(民法・判例ベース)
- 迷惑防止条例(音声録音含むケース)
特に注意すべきなのは、「特定の人物を意図的に監視・記録する行為」は、プライバシーの侵害と判断される場合がある点です。
また、音声録音については、本人の同意がない状態で記録することがトラブルの原因となりやすいため、音声録音機能付きのカメラは慎重に扱う必要があります。
筆者コメント:自宅の防犯目的なら問題ないことが多いですが、“誰かを監視してるように見える”設置方法は避けたいですね!
②「映してはいけない場所」とは?
カメラの撮影範囲に「公道」「隣家の玄関や窓」「私有地」が映り込む場合、それがトラブルの原因になります。
たとえば、隣の家の玄関やリビングが常時録画されていると、プライバシーの侵害として訴えられるリスクもゼロではありません。
とはいえ、「完全に排除する」のが難しいこともあるため、以下のような対応が推奨されます:
- 録画範囲にマスキング処理(黒塗り・ぼかし)機能を活用
- 画角を調整し、隣家の生活空間を避ける
- 道路を撮影する際は、最低限の必要範囲に絞る
筆者コメント:お互いの生活があるからこそ、“最低限の必要範囲だけ撮る”という意識が大切ですね!
③近隣住民とのトラブル事例と対応策
実際にあったトラブル事例としては、以下のようなケースがあります:
- 「うちの窓がずっと映っている」と苦情が来た
- 「録音されている」と誤解されてトラブルに
- 「勝手に撮影されている」として警察に通報された
こうしたトラブルの多くは、「事前説明の不足」や「撮影範囲の不透明さ」に起因しています。
対策としては:
- 設置前に近隣に簡単な説明をしておく
- 不安を感じている住民がいたら録画範囲を共有する
- トラブルが起きたらすぐに映像の説明・削除対応をする
筆者コメント:正直、トラブルになると後が大変…。だからこそ、説明・共有で“安心を可視化”するのが得策です!
④トラブル回避のための張り紙・告知方法
防犯カメラを設置していることを明示することで、プライバシーへの配慮だけでなく、防犯効果もアップします。
おすすめの方法:
- 「防犯カメラ作動中」「録画中」と書かれたステッカーを門や玄関に貼る
- 地域の掲示板や自治会にも設置を知らせておく
- 録画内容の保存・利用範囲を明確にする掲示を加える(マンションや共有地の場合)
これにより、「知らずに撮られていた!」という反感を防ぎ、安心感と信頼性を高めることができます。
筆者コメント:「隠すより、見せるほうが防犯にもなる」って、まさにその通り。ステッカーはコスパ最強の防犯ツールです!
実際に導入してよかった!体験談&リアルな声
防犯カメラを実際に導入した人たちのリアルな体験談をご紹介します。
- ①不審者を未然に防げた事例
- ②宅配・置き配トラブルを解決できた例
- ③子どもの様子を外出先から見守れた体験
- ④施工時の失敗・後悔談も紹介
「設置してよかった!」という声だけでなく、「もっとこうしておけばよかった…」という後悔の声も参考にして、後悔のない選択をしましょう。
①不審者を未然に防げた事例
30代・男性(会社員)
「夜間に人影が何度か映ることがあり、防犯カメラを導入。すると数日後、深夜にうろついていた人物が映像に写り、警察に通報。結果的に近所でも被害があった人物だったようで、未然にトラブルを防げました。」
このように、カメラが「不審者が映っている」というだけでなく、地域全体の防犯にも貢献するケースがあります。
筆者コメント:やっぱり映像って証拠力が違いますよね。通報の決め手になるんだから、やっぱり重要です!
②宅配・置き配トラブルを解決できた例
40代・女性(主婦)
「宅配便を“置き配”指定していたのに荷物が消えていたことがあり、防犯カメラを設置。次回から配達員の行動がすべて映るようになり、対応が格段に丁寧になりました。置き配ミスもなくなり、精神的にも安心感が違います。」
防犯カメラがあることで、配送業者や第三者の行動を抑止する効果もあります。
筆者コメント:「気にしてますよ」というアピールになるのが防犯カメラ。人の行動が変わるのってすごいです!
③子どもの様子を外出先から見守れた体験
30代・共働き夫婦
「小1の子どもが鍵っ子で、1人で帰宅するのが心配でした。スマホ連動型の防犯カメラを導入してからは、毎日“ただいま!”の様子を映像で確認できるように。離れていても子どもの帰宅確認ができて安心です。」
防犯+見守り用途として、共働き世帯では非常に高い満足度を得ています。
筆者コメント:共働きのご家庭では“見守りカメラ”として重宝されてるんですよね。毎日ホッとできる瞬間って大事!
④施工時の失敗・後悔談も紹介
50代・男性(自営業)
「新築時にカメラ設置を後回しにしたら、電源を取れる位置に外部コンセントがなく、追加工事に3万円以上かかりました。結局、設計段階で相談しておけばよかったと後悔…」
「DIYで設置したが、Wi-Fiが届かず映像が途切れまくった…。結果的にメッシュWi-Fi導入で解決したが、最初に通信環境を確認しておけばよかった。」
このような“失敗あるある”も、あらかじめ知っておくことで未然に防ぐことができます。
筆者コメント:「後で付けよう」は要注意!電源・Wi-Fi・視野の3点は絶対に事前チェックしておきましょう!
