注文住宅で後悔ばかり…よくある失敗10選と後悔しないための具体策

2025年12月7日

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「せっかく建てたマイホームなのに、住んでみたら後悔ばかり…」そんな声、実は少なくありません。

注文住宅は自由度が高い分、選択肢も多く、気づかないうちに「なんでこうしたんだろう…」というミスをしてしまうことがあります。

実際に私のまわりでも、「間取りが暮らしに合ってない」「収納が足りない」「外構を後回しにして予算が足りなくなった」など、後悔ポイントは十人十色。

この記事では、よくある後悔パターン10選をリアルな体験談とともに紹介しつつ、後悔を防ぐための具体的な対策や考え方まで徹底解説します。

これから家を建てるあなたが、同じ失敗をしないように——。読み終えたとき、「建ててよかった！」と思える未来を作るお手伝いができたら嬉しいです。

注文住宅で後悔ばかり…その理由と背景とは？

注文住宅で後悔ばかりになってしまう理由と背景について解説します。

① 注文住宅は自由度が高いからこそ難しい
② 建ててから気づく「暮らしのズレ」
③ SNSの理想と現実のギャップ
④ 情報不足・準備不足が後悔を招く

それでは、順番に見ていきましょう。

① 注文住宅は自由度が高いからこそ難しい

注文住宅の魅力は、自分たちの理想を自由に詰め込めることです。しかし、それが同時に「後悔」の種にもなるのです。

というのも、自由すぎるがゆえに、選択肢が無限大。その結果、何を基準に決めていいかわからず、間取りや設備を「なんとなく」で決めてしまいがちなのです。

例えば、「リビングに吹き抜けをつけたい」という理想があっても、冷暖房効率が悪くなるリスクや、掃除のしづらさ、音の反響など、実際に暮らしてから気づく課題があります。

注文住宅では、誰かがあらかじめ考えてくれたテンプレートがない分、施主自身が情報収集と判断を的確に行う必要があります。

自由度が高い＝自己責任の幅も広がる。それが、後悔の多さに直結しているのです。

筆者の感想としては、「最初に“選ばされすぎる”状態が、逆に迷いと不安を生む」ケースが多いと感じています。理想をカスタマイズするためにも、プロのサポートは早い段階から入れると安心ですね。

② 建ててから気づく「暮らしのズレ」

設計図上では完璧に見えた間取りも、実際に住んでみると「あれ？なんか使いにくい…」と感じるケースがよくあります。

これは「生活動線のミスマッチ」や「収納の配置」が、実際の生活に即していないことが原因です。

例えば、洗濯機から物干し場までの距離が遠かったり、帰宅してすぐ脱げる場所にコート掛けがないなど、些細な不便が積もると「地味な後悔」が増えていきます。

多くの人が「こんなはずじゃなかった」と感じるのは、“生活をシミュレーションする視点”が欠けていたことが理由です。

図面では分かりにくい「暮らしのリアルな流れ」を、紙の上だけで判断してしまうと、実際に生活してからギャップに気づくのですね。

このギャップを埋めるには、家族の1日の生活リズムを書き出し、それに沿った動線をプランに反映させるのが効果的です。

筆者の体験から言っても、「1日体験シミュレーション」は超おすすめです。リビングから洗面所、脱衣所、物干し…すべて動いてみると発見がありますよ！

③ SNSの理想と現実のギャップ

InstagramやYouTubeで見かける「映えるお家」はとても魅力的です。ですが、そういった投稿を真似してしまったことで、現実の暮らしとのギャップに苦しむ人も少なくありません。

たとえば、「見た目重視」でオープンキッチンにした結果、匂いや油はねが気になってしまったり、収納が少なくて生活感が丸見えになってしまう…ということも。

SNSで紹介される家は、撮影用に整えられていたり、短期間の生活しか考慮されていなかったりします。長く暮らす家とは、設計思想がまったく違うのです。

「素敵に見える＝住みやすい」とは限りません。

筆者としては、SNSを「参考資料」として活用するのは大賛成ですが、「暮らしやすさ」を第一に優先順位をつけることが何より大切だと思っています。

④ 情報不足・準備不足が後悔を招く

一番多い後悔理由が、「もっと調べておけばよかった」です。

例えば、「外構工事って別料金だったの？」「地盤改良費が思ったより高かった！」など、契約後に追加費用が発生し、予算をオーバーしてしまうケースがとても多いです。

また、「契約前に要望をしっかり伝えておけば、間取りの修正も簡単だったのに…」というように、準備不足で選択肢が狭まることも。

これは、住宅会社に任せきりにしてしまったり、打ち合わせで遠慮してしまうことが原因です。

家づくりは「積極的な参加型イベント」として、自分から情報を取りにいく姿勢が必要ですね。

筆者も、契約前の「見積もり書の読み込み」「外構費の内訳チェック」「構造や断熱性能の基本知識」を勉強しておくと、無駄な後悔が減ると実感しています！

注文住宅でよくある後悔パターン10選

注文住宅でよくある後悔パターンを10個に分けて解説します。

① 間取りの失敗（生活動線の不便さ）
② 収納が足りなかった・位置が悪い
③ 日当たり・採光に問題があった
④ 外構・庭の予算配分に後悔
⑤ コンセントの数や配置ミス
⑥ 音漏れ・防音性の甘さ
⑦ 階段・玄関・トイレなど生活の細かい後悔
⑧ 住宅ローン・資金計画の甘さ
⑨ ハウスメーカーや工務店選びの失敗
⑩ 契約・打ち合わせ時の見落とし

それでは、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

① 間取りの失敗（生活動線の不便さ）

注文住宅で最も多い後悔のひとつが、「動線のミス」です。例えば、洗濯機から干し場が遠かったり、キッチンから冷蔵庫までの距離が変に遠かったりと、毎日の生活の中で「ちょっとした不便」が蓄積していきます。

「見た目重視でリビング階段にしたけど、冷暖房が効きにくくて冬が寒い…」なんて声も多いですね。

動線のミスは、生活のリズムを具体的に想定できていなかったことが原因です。

動線の改善には、「朝起きてから寝るまでの1日の行動」を紙に書き出し、それに沿って間取りをシミュレーションするのがおすすめです。

筆者の経験上、「動線チェックは何度しても多すぎることはない」と感じています。絶対に、図面の段階でシミュレーションしておきましょう。

② 収納が足りなかった・位置が悪い

収納の量と配置で後悔している人も非常に多いです。「とにかく大きなウォークインクローゼットを作ったけど、実際は奥の方まで使いづらくて、デッドスペース化してる…」なんてことも。

収納の後悔は、「何をどこに収納するか」を具体的に考えずに、なんとなく作ってしまったことが原因です。

例えば、「掃除機を収納するスペースがない」「帰宅後すぐにカバンを置く場所がない」といった細かい不便が、毎日ストレスになります。

収納は「量より配置」が大事。使う場所の近くにしまうべきものがきちんと収まる設計が理想です。

筆者のおすすめは、1週間の生活を振り返って「物を使う場所・しまう場所」を具体的にメモしていくこと。すると、必要な収納の場所が見えてきますよ！

③ 日当たり・採光に問題があった

間取りに夢中になって、日当たりや光の入り方を軽視すると、後悔の元になります。

例えば、「南向きリビングのはずが、隣の家が高くて日が入らない」「2階の部屋は昼でも暗い」など、意外とありがちなんです。

原因は、土地の形状や周囲の建物を考慮せずに間取りを設計してしまったこと。

これは土地を見に行く段階から、「実際の太陽の位置」「季節ごとの日差しの角度」をチェックするのが重要です。

筆者的には、「間取り＝部屋の配置」ではなく、「光と風の流れをデザインすること」だと思っています。窓の位置、家の向き、庇の長さまでしっかり見ていきましょう。

④ 外構・庭の予算配分に後悔

意外に多いのが「外構をあとまわしにした結果、見積もりが合わなくなった」という後悔。

駐車場、フェンス、アプローチ、ウッドデッキ…どれも建物本体とは別予算になることが多いです。

しかし、契約時に「外構費」が含まれていないことに気づかず、後で100万円単位の追加費用に驚くケースが本当に多いです。

筆者のアドバイスは、「契約前に外構のプランもざっくり作ってもらう」こと。住宅展示場ではなく、現地を見ながら想定してもらうと精度が高まります。

外構は見た目だけでなく、生活の利便性や防犯性にも関わるので、後悔しないよう慎重に！

⑤ コンセントの数や配置ミス

「ここにコンセントが欲しかった…」という後悔も本当に多いです。

たとえば、「ソファの後ろにコンセントがなくてスマホの充電に不便」「ダイニングでホットプレートを使うたびに延長コードを出す羽目に」など、日常生活での小さなイライラが蓄積していきます。

また、家具を配置したあとにコンセントが隠れてしまい、結果として「使えない場所」になってしまうケースも。

このミスの原因は、「生活動線と家具配置をイメージしきれていないこと」に尽きます。

筆者のおすすめは、設計段階で“仮想の家具レイアウト”を描き、日常使う家電やスマホ充電の場所などを具体的に想定すること。コンセントは多めに、しかも床・壁・高所と高さを変えると便利ですよ！

⑥ 音漏れ・防音性の甘さ

住んでから「思ったより音が響く…」というのは、かなりストレスになります。

特に、子どもが小さい家庭では「階下にドスドス音が響く」「寝室の隣のトイレ音が気になる」といった声も多く、プライバシーや快適性に大きく影響します。

この後悔は、間取り設計時に“音の伝わり方”をイメージしていなかったことが主な原因です。

例えば、水回り（トイレ・お風呂）を寝室の隣にしない、2階の子供部屋の下にリビングを配置しないなど、基本的な対策でだいぶ変わります。

筆者は「図面だけでなく、生活音の流れを3Dで想像する」ことが大切だと実感しています。二重窓や吸音材の活用など、最初から意識しておくと安心ですね。

⑦ 階段・玄関・トイレなど生活の細かい後悔

大きな間取りよりも、実は「小さなところ」が後悔の宝庫です。

例えば、「階段が急で子どもが危ない」「トイレがリビング横で音が気になる」「玄関が狭すぎてベビーカーが出し入れしづらい」など、細部の使い勝手は毎日のストレスになります。

これらは、図面だけではなかなか気づきにくい部分ですが、現場見学やモデルハウスで「実際に体感」しておくことが重要です。

筆者の経験としても、「細部へのこだわりが住み心地を決める」と感じています。特に玄関は、広さ・収納・導線すべてに影響しますので、慎重に設計しましょう！

⑧ 住宅ローン・資金計画の甘さ

「毎月の支払いはなんとかなりそうだったけど、外構や追加工事で予算が膨らんで後悔した…」という声も多いです。

注文住宅は、建物本体価格以外にかかる費用がとにかく多く、資金計画を甘く見ていると、将来的に生活を圧迫しかねません。

見積もりで「入っていない費用」がどこかを見極める力も必要です。

筆者のおすすめは、「総予算から逆算して予算配分する」こと。そして、最低でも“諸費用込み”の見積もりと、ローン借入額のバッファ（10%程度）を見込むことです。

また、「返済比率」だけでなく「教育費・老後資金」とのバランスも、必ず専門家と相談しておくと安心ですよ。

⑨ ハウスメーカーや工務店選びの失敗

「担当者との相性が悪くて、打ち合わせがストレスだった」「大手だから安心と思って契約したけど、柔軟性がなくて後悔した」という声も聞きます。

住宅会社選びのミスは、最終的に家の完成度にも影響してきます。設計の自由度、対応のスピード、コストの透明性など、会社ごとに特徴が異なります。

この後悔は、比較検討が不十分だったことが原因で起こりがちです。

筆者のアドバイスは、「最初の印象で即決せず、必ず3社以上比較する」こと。比較することで、自分たちの価値観がより明確になりますよ。

⑩ 契約・打ち合わせ時の見落とし

注文住宅は、契約から完成までに何度も打ち合わせを重ねますが、その中で「伝えたと思っていた」「聞いてなかった」という行き違いがよくあります。

後で「そんなつもりじゃなかったのに…」という後悔につながるのです。

また、重要な仕様の決定が曖昧なまま進んでしまったり、変更点が反映されていない図面で進行していた…なんてこともあります。

筆者としては、毎回の打ち合わせ内容をメモ＋音声録音し、後で書面化して共有するのが安心です。意思のすれ違いを防ぐことで、トラブルや後悔をぐっと減らせますよ！

後悔を防ぐための具体的な対策7つ

注文住宅で後悔しないために、今からできる具体的な対策を7つご紹介します。

① 生活導線から考える間取りシミュレーション
② 「今と未来」で収納を設計する
③ 現地の光・風・音を事前にチェックする
④ 予算は「建物」＋「土地」＋「外構」で管理
⑤ チェックリストで打ち合わせ漏れを防ぐ
⑥ 第三者視点のセカンドオピニオンを入れる
⑦ 他人の後悔談から学ぶ姿勢をもつ

それでは、ひとつずつ詳しく解説していきます。

① 生活導線から考える間取りシミュレーション

後悔を防ぐための第一歩は、「自分たちの生活リズム」を正確に把握し、それに沿った間取りを考えることです。

たとえば、朝起きてから出かけるまで、夜帰宅してから寝るまでのルートを紙に書き出してみましょう。洗面所、キッチン、収納、洗濯機、物干しなど、すべての移動と作業を「順番に」可視化するのがポイントです。

この作業をすると、「洗濯動線が長すぎるな」「脱衣所の隣に収納が欲しいな」など、必要な機能や配置が明確になります。

筆者のおすすめは、「1日暮らすシミュレーション」を家族全員でやってみること。子どもが走り回る動線や、料理中の流れを再現してみると、図面の問題点が一気に見えてきますよ！

② 「今と未来」で収納を設計する

収納は「今の暮らし」に合わせるだけでなく、「10年後、20年後の変化」も想定して設計する必要があります。

子どもが成長して荷物が増える、趣味の道具が増える、親と同居するかもしれない…こうした将来像を考えておくことで、「収納が足りない」という後悔を避けられます。

また、収納の「出し入れのしやすさ」や「場所」も非常に大切です。家事動線に沿って必要な場所に収納があるかをチェックしましょう。

筆者としては、「収納＝箱」ではなく「暮らしを整理する仕組み」として捉えるのが大切だと考えています。場所・広さ・使い勝手、この3つをセットで考えましょう。

③ 現地の光・風・音を事前にチェックする

間取りやデザインを考える前に、土地の環境をしっかり観察しておくことは非常に重要です。

例えば、「朝どこから光が入るか」「夏の日差しの角度」「隣家との距離」「風通し」「道路からの騒音」など、図面やネットの情報ではわからないリアルな条件が多数あります。

これらを把握しておくことで、「住んでから気づいた日当たりの悪さ」や「騒音のストレス」などを未然に防げます。

筆者のアドバイスは、現地に「朝・昼・夕」の3回行ってみること。時間帯によって雰囲気が全く違いますよ。ご近所の様子も観察しておくと安心です。

④ 予算は「建物」＋「土地」＋「外構」で管理

資金計画で後悔しないためには、「トータル予算」で考えるのが鉄則です。

よくあるのが「建物に全部かけちゃって、外構や家具の予算が残ってない！」という失敗。これでは、生活が始まってからストレスが溜まる原因になります。

具体的には、以下のように予算を分けて管理するのがポイントです：

項目	目安の比率	備考
建物本体	60〜70%	ハウスメーカーに支払う費用
土地	20〜30%	地盤改良や造成費も含む
外構・家具・引越し	10〜15%	意外と見落とされがち！

筆者も、最初に「建物に全振り」してしまって、後からローンのやりくりに苦労したので、トータル管理の重要性は本当に痛感しています…！

⑤ チェックリストで打ち合わせ漏れを防ぐ

注文住宅の打ち合わせは、回数も内容も非常に多く、つい「伝えたつもり」「聞いたつもり」になってしまいがちです。

実際、「キッチンの高さを変更していたのに反映されていなかった」「照明のスイッチの位置が希望と違った」といったミスは、打ち合わせの記録不足や確認不足が原因です。

このような後悔を防ぐには、毎回の打ち合わせ内容をきちんと記録し、次回の打ち合わせで「抜け漏れ」がないか確認するチェックリストが効果的です。

筆者は、以下のようなシンプルなチェックシートをExcelやGoogleスプレッドシートで作って活用していました：

項目	要望・確認事項	伝達状況	反映確認
キッチン高さ	90cmに変更希望	◯（6/15打合せ）	◯（図面反映済）
照明スイッチ	玄関横に追加	△（仮伝達）	未確認

打ち合わせに毎回これを持っていくことで、認識のズレやミスをかなり防げました。

「誰が何をどう決めたか」を残しておくことが、後悔を減らす一番の武器になりますよ！

⑥ 第三者視点のセカンドオピニオンを入れる

注文住宅は一生に一度の大きな買い物。だからこそ、「本当にこれでいいのかな…」と不安になることも多いはずです。

そんなときに役立つのが、プロの第三者にチェックしてもらう「セカンドオピニオン」です。

たとえば、住宅診断士・建築士・FP（ファイナンシャルプランナー）など、利害関係のない専門家にアドバイスをもらうことで、施主目線では気づけなかったリスクや改善点が見えてきます。

筆者は、実際に設計士の知人に「この間取り、光の入り方が弱いかも」と指摘されて修正したことで、日当たりのストレスがなくなりました。

住宅会社に遠慮せず、第三者の視点を取り入れる勇気も、後悔しない家づくりには大事だと思います。

⑦ 他人の後悔談から学ぶ姿勢をもつ

自分で一から全ての失敗を体験するのではなく、「先人たちの後悔」をしっかり学ぶことが、最大の近道です。

実際、「こうすればよかった」「これがいらなかった」というリアルな声は、プロのアドバイス以上に刺さることもあります。

YouTubeやブログ、SNS（特にInstagramやX）では、「後悔ポイント○選」「住んで気づいた失敗」などの体験談が豊富にあります。

これらを読むと、「自分にも起こり得ること」がはっきりイメージでき、対策が立てやすくなります。

筆者としては、「先に失敗してくれた人の経験を、タダで教えてもらえるなんて最高の学び」と思っています。ぜひ積極的に活用しましょう！

注文住宅で後悔しない人がやっていること

注文住宅で後悔しない人たちが、実際にやっている行動や習慣についてご紹介します。

① 情報収集を最初に徹底している
② 自分の「本当に大切にしたい価値観」を把握している
③ プロに任せすぎず、施主として関わっている
④ 家づくりノート・要望書をしっかり作っている

「失敗しない人」には共通点があります。それを今のうちからマネしていきましょう！

① 情報収集を最初に徹底している

後悔しない人は、家づくりのスタート地点でとにかく情報を集めています。

土地・住宅会社・ローン・間取り・設備・収納など、幅広い知識をざっくりでも把握しておくことで、「知らずに決めてしまった」というリスクを避けているのです。

また、実際に住宅展示場に行って「比較の軸」を作ることも重要です。見る・触れる・聞くという体験から、自分たちに必要な条件が具体化していきます。

筆者としては、「最初の2ヶ月は決めない期間」と割り切って、情報収集に専念するのがオススメです。焦らず集めた情報が、後で大きな安心材料になります。

② 自分の「本当に大切にしたい価値観」を把握している

注文住宅は決めることが多く、あれもこれも欲しくなりがちですが、後悔しない人は「譲れない価値観」が明確です。

たとえば、「リビングを広くしたい」「家事がしやすいことが最優先」「趣味の部屋は絶対に欲しい」など、自分たち家族の「ライフスタイルの軸」を理解しています。

この軸がないと、「営業さんに勧められたから」「流行ってるから」という理由で選んでしまい、結果的に「なんか違った…」という後悔につながります。

筆者のおすすめは、「家族で話す時間を意図的に作る」こと。リビングでのおしゃべり、カフェで家づくりミーティング…そんな中から価値観が見えてきますよ！

③ プロに任せすぎず、施主として関わっている

後悔しない人は、住宅会社に丸投げしません。

もちろん、専門的な部分はプロに任せるべきですが、自分たちの生活に関わる部分（間取り・設備・素材・収納など）は、自分の言葉で希望を伝えています。

「提案されたからそのまま通した」ではなく、「なぜその提案なのか？」「他の選択肢はあるのか？」としっかり対話することが重要です。

筆者も、「自分で調べた上で質問する」ことで、営業担当の対応が明らかに変わった経験があります。やっぱり“本気の施主”には、プロも本気で応えてくれるんですよね！

④ 家づくりノート・要望書をしっかり作っている

後悔しない人は、「なんとなく思ってた」を防ぐために、自分の考えや要望を「見える化」しています。

その代表例が「家づくりノート」や「要望書」。

手書きでもスマホでもOK。部屋ごとの要望、好きなデザイン、希望する設備、NGなことなどをカテゴリごとに整理しておくと、打ち合わせの際に非常に役立ちます。

以下のようなフォーマットがオススメです：

カテゴリ	要望	理由・背景
キッチン	回遊動線・パントリー必須	料理中の動線確保／共働きで時短重視
収納	1階にファミクロ	洗濯後の片付けを効率化したい
外構	目隠しフェンスあり	隣家の視線が気になる

筆者もノートを作って渡したら、住宅会社から「こんなに明確な要望をもらったのは初めてです！」と驚かれました（笑）

準備がある人ほど、満足度の高い家づくりになるのは間違いないですね！